UNTIL DAWN(アンティル ドーン) -惨劇の山荘- PS4 レビュー ネタバレ注意
こんにちは。
今回は、ちょっと古いですが、PS4の「UNTIL DAWN(アンティル ドーン) -惨劇の山荘- 」のレビューをしたいと思います。
余談ですが個人的には、読み方が、DOWNがダウンで、DAWNがなんでドーンなんだと、ツッコミたくなります(笑)。
内容紹介
ジャンルは、ホラーアドベンチャーです。プレイする映画がキャッチコピーです。
操作する3Dキャラクターはシナリオ毎に代わります。手がかりを集め、ムービーで都度現れる選択を進めていきます。選択で大幅にシナリオが変わることはありませんが、キャラクターの生死に関わってきます。
後でも述べますが、死亡シーンが規制のため、何個かカットされています。
バタフライエフェクト
所謂バタフライ効果。プレイヤーの選択が後々思わぬ形で登場人物に降りかかることになる。メニュー画面では特定の場面ごとにバタフライエフェクトの展開が区切られており、その周回で選択した行動と発生した結果を確認出来る。
(wikiから抜粋)
簡単言うと、行動や選択によって、バタフライエフェクトが更新され、のちのキャラクターの行動、生死に関わってきます。
しかし、バタフライエフェクトが関係ない選択肢、キャラクター同士の友好度によっても、キャラクターの行動、生死が変わってきますので、注意が必要です。
物語紹介 ネタバレ注意
事件の発端は、1年前にさかのぼる。10人の若者グループは休暇を楽しむため、冬の山荘へ。しかし、そのうちの1人・ハンナが仲間たちから度の過ぎたイタズラを受け、そのショックで山荘を飛び出して行ったことから悲劇が始まる。身ひとつで雪山に消えたハンナを心配し、後を追う双子の姉妹ベス。ベスはハンナを発見し合流するが、突如何者かに追われて2人とも崖から転落し、行方不明となってしまう。
ハンナとベスが消息を絶ってから1年、彼女たちの兄・ジョッシュの呼びかけで、残る8人は再び山荘に集まることに。だが、自分たち以外はいないはずの山荘に何者かの気配が濃厚に漂いはじめる。続発する奇怪な現象、忍び寄る脅威。そして次々と惨劇が襲う。
(wiki抜粋)
ネタバレすると、ジョッシュが仕返しとばかりに、ジョッシュが仕返しとばかりに、殺人鬼に扮し、仲間達に悪戯を仕掛けます。さらに、ウェンディンゴという化け物が発生し、仲間達がウェディンゴから生き残れるかというちょっと強引な展開になっています。
キャラ紹介
サム
本名はサマンサ・ギディングス。真面目で正義感が強い。ハンナとは大親友。
自然をこよなく愛す冒険家で、ロッククライミングを得意としている。
(wiki抜粋)
親友のくせに、ハンナのいたずらに半分参加していますが...
実質主人公です。最終話まで死ぬことがありません。一番美人だと思います。性格に問題があるキャラの中で唯一、常識人、良い人です。途中バスタイル姿で行動するというお色気も担当しています。操作する場面も多いです。
ロッククライミングが得意ですが、マイクやエミリーがプロ並みのロッククライミングぶりを発揮するので、あまり生かされていません(笑)。
エンディングでは、ちょっと精神的にキている状態だけど、大丈夫かな?
ヘイデン・パネッティーアがモデルで、結構有名な俳優です。
ジョッシュ
本名はジョシュア・ワシントン。ハンナとベスの兄。2人を大切に想っていた。
姉妹の行方不明から1年後、仲間たちを再び山荘へ集めた。思慮深く、複雑な内面を持つ。
(wiki抜粋)
実は精神に異常をきたしており、殺人鬼に扮し山荘で仲間達に悪戯を仕掛けます。
主に仕掛けているのは、クリスとサムです。二人とも親友(サムは親友以上恋人未満?)なので、助けてほしかったのか、1年前に裏切られた仕返しなのか。悪戯も一戦を超えていません。だから、マイクにジェスが死んだぞ!(実はウェンディンゴが原因)と言われたとき、(゚△゚;)え?と言った感じでした。
生存ルートがなく、殺されるか、ウェンディンゴになったハンナにウェンディンゴにされてしまいます。可哀そう。
ジョッシュよりか、サムを除く他のキャラの方がよっぽど、たちが悪いと思います。
彼の生存ルートもほしかった。
マイク
本名はマイケル・モンロー。ムードメーカーで行動力に富み、高校時代は学校の人気者だったが、やや無神経な部分もある。
恋仲だったエミリーと別れ、現在はジェスと付き合っている。だが今もエミリーと親しげにする場面もある。
(wiki抜粋)
サムの次に、活躍しており、実質男の主人公です。腹筋ヤローですが、いざというときは、頼りになり、一番ウェンディンゴと戦っています。
1年前悪戯の首謀者です。
性格はあまり良くなく、ジェスは助けようとしているのは良かったですが、エミリーに銃を向けたり、ジョッシュを見捨てたりしています。特に、ジョッシュの精神異常の原因はマイクなんだから、オマエが見捨てたらダメでしょ!
選択によりますが、動物には優しいです。
ジェス
本名はジェシカ・ライリー。マイクの現在の恋人。元恋人のエミリーは、かつては親友同士だったが、今では犬猿の仲。
自信家で、どんなに悪く言われても平然としている。エミリーだけでなくマットのことも蔑み見下している。
(wiki抜粋)
物語序盤で、ウェンディンゴに攫われるため、自信家の性格などがあまり生かされていないです。マイク以外のキャラの絡みもあまりないので、友好度もあまり関係ない気がします。
生き残った場合、最終話で出てきますが、負傷具合がものすごく痛々しい。
出番が少ないせいか、性格は他のキャラと比べると良く見えます。
選択によっては、下着姿を披露するので、サムと並ぶお色気担当です(笑)。
エミリー
本名はエミリー・デービス。マイクの元恋人。高校時代の成績は学年トップ。気が強く弁舌で、おしゃれにうるさい。
マイクをジェスに奪われたと思っており、現在付き合っているマットのことはあまり好みではないと思っている。
(wiki抜粋)
性格が悪く、アジア系でブロンドではないためか、少なくとも日本では、一番不人気です(笑)。
しかし、操作場面が多く、マイクの次にウェンディンゴとハッスルしています(笑)。
選択によっては、マイクに撃ち殺されてしまうことも。
なぜか、エミリーの死亡シーンだけは、カットされていません。スタッフの愛?
マット
本名はマシュー・テイラー。エミリーの現在の恋人。優しい性格でエミリーの尻に敷かれている。高校時代はアメリカンフットボール部に所属していた。
未だにエミリーとなれなれしい態度を取るマイクと仲が悪く、彼を妬んでいる。
(wiki抜粋)
腹筋ヤローです。優柔不断で、恋人ですがエミリーにパシリに使わされています。
ジェスの次に退場してしまうため、あまり存在感がありません。
生き残った場合、最終話で出てきますが、ジェスの痛々しい姿に存在感を奪われ、操作キャラなのに、空気になっています。
クリス
本名はクリストファー・ハートレー。ジョッシュの親友。機械と雑学に詳しく、ユーモア好き。
アシュリーのことが好きだが、奥手なため中々告白できずにいる。
(wiki抜粋)
ジョッシュの悪戯の最大のターゲットです。前半は散々な目にあいますが、ジョシュアが一線を超えていないので、実害はあまりありません。
親友の面目躍如で、ジョッシュを助けに行った後が最大の見せ場です。そのあとは、サムやアシュリーに存在感を奪われ、空気になります(死亡と生存両方を撮るのが面倒だから)。
親友だったジョッシュをフォローしている様子もないので、こいつが一番元凶のような気がします。アシュリーが死んだ場合は、エンディングで何も触れないし。
アシュリー
本名はアシュリー・ブラウン。若者グループの1人で、クリスとジョッシュとは仲が良い。素直な性格だが思い込みが激しい所もある。
クリスに好意は持っているが、現状は恋人未満の関係。
(wiki抜粋)
最初は、ジョッシュのクリスへの悪戯のとばっちりを受けます。
性格は良いかなと思いきや、マイクにエミリーを銃殺するように焚き付けたり、選択によってはクリスを見捨てたりと、実は一番性格が悪いかも知れません。
操作場面は、そこそこあり、必ずChapter9(最終話1つ前)まで、生き残るので、存在感はあります。しかし、9章では、初見殺しの罠があるので注意が必要です。スタッフの悪意?
ハンナとベス
ジョッシュの妹。内気な性格。
物語が始まる1年前に仲間と共に山荘へ訪れるが、イタズラにショックを受け雪山を飛び出しそのまま行方不明となる。
ハンナの双子の姉妹。ドライな性格で、身内以外のメンバーとはそれほど親しい関係ではなく、ジョッシュやハンナに依存している。双子の姉妹であるハンナを追いかけ、行方不明になった。
(wiki抜粋)
悪戯によって、がけから転落事故を起こし、炭鉱に閉じ込められます。ベスはすぐに死亡しますが、ハンナは生きており、空腹からベスを食べたことによって、ウェンディンゴ化してしまいます。一番悲惨。
ちょっと記憶があるせいか、好きだったマイクを見逃し、ジョッシュを自分の仲間に引き入れようとします。
炭鉱で、エミリーに襲い掛かってきたウェンディンゴはハンナかな?他の仲間のことは恨みに思っていると思います。
ドクター・ヒル
エピソードが一区切りするインターミッションで突然現れ、精神鑑定のような問答をしてくる謎の人物。
(wiki抜粋)
ジョッシュの精神科の先生です。ジョッシュの幻覚で現れます。実在はしていて、手がかりの中に、受診してくれ!というメールがあります。
多分、本物は普通に生きていると思います。
謎の男
目的も正体も一切が不明の謎の人物。神出鬼没。
なお、演じたフェセンデンは本作の脚本および製作指揮も担当している。
(wiki抜粋)
実は、祖父の代からウェンディンゴと戦っているハンターです。
味方で、ハンナとベスも助けようとしていました。崖に落ちたことを警察に通報すれば、ハンナは助かったのでは?
仲間になったときは、偉そうにみんなにウェンディンゴの戦い方を教えますが、速攻死んでしまいます。見掛け倒し(笑)。彼の生存ルートもほしかった。
ウェンディゴ
人間が、共食いすると、呪いによってウェンディンゴ化してしまうという良く分からない設定の化け物です。北アメリカの伝説上の化け物だそうです。
人間の狩り方をまねる、ロープを切る、スマホを投げる、人間の声をまねるなどの、頭が良い設定ですが、どう見ても、そんな知能があるように見えないです(笑)。共食いしてるし。
皮を剥いで、生きたままじっくり殺すという設定ですが、途中で面倒になったのか、速攻、頭を潰したり、もぎ取ったりして、即死させてくれます。
動いているものしか、見えないので、動かなければ、襲われません。目の前にいても見えません(笑)。
皮膚が固く、銃では、死なないですが、炎には弱く、油以上に良く燃えます(弱らせないと炎が効かない設定は何処いった?)。
まとめ
まるで、洋画みたいなリアルさは素晴らしいです。実際の俳優が演じています。
物語の内容も、悪くありません。初プレイでは、いつ死ぬかとドキドキしながらプレイしていました。
途中QTEがありますが、練習すれば、できるレベルです。動くな!(コントローラーを動かさない)は難しいので、その場面は、コントローラーを床に置くことをオススメします。
規制のせいで、グロ場面が暗転してしまうのは残念。なにが起きているか分からなかった。暗転場面は、簡単に日本語で説明を追記すれば良かったのでは。
セーブが一つしかなく、周回プレイするには、初めからプレイするしかありません。スキップ機能もないため、かなり面倒です。まあ、昔のかまいたちの夜も、同じような環境でしたが。クリアすると、Chapterが選択できますが、クリア時のストーリーしか保存されないので(途中までのプレイは更新されない)、あまり意味がありません。
僕は、初回は自力プレイ、2回目は、攻略サイトを見て全員生存プレイ、あとはYouTubeで補完しました。
全体的には、かなり面白かったです。映画のような雰囲気がとても良かったです。QTEもあまり難しくありませんので、アクションが苦手な方で、アドベンチャーが好きな方にもオススメできます。
このパターンで、かまいたちの夜を作ってほしい。萌絵は勘弁。
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