IODATA NAS HDL2-AAX8 レビュー
こんにちは。
IODATA NAS HDL2-AAX8を購入しましたので、レビューします。
前まで使用していたNASがちょくちょくハングアップするようなり、もうすぐ壊れそうでした。ハードディスクを交換すれば治ったかも知れませんが、速度にも不満がありましたので、思い切ってNASを買い替えました。
「IODATA NAS HDL2-AAX8」の紹介
まずは、同じようなスペックのNASをメーカーごとに比較してみました。ドライブ数はすべて、2ベイです。
詳しくは、メーカーのホームページ を見て頂ければと思います。
- | IODATA HDL2-AAX | BUFFALO LS520DGシリーズ | Synology DS220j |
読込速度 | 226.5MB/s | 100MB/s | 112MB/s |
書込速度 | 143.5MB/s | 100MB/s | 112MB/s |
CPU | Marvell Armada382 Dual Core 1.33GHz | 高速デュアルコアCPU搭載(型番不明) | Realtek RTD1296 |
メモリ | 512MB | 不明 | 512 MB DDR4 non-ECC |
寸法 | 約83(W)×144(D)×185(H)mm | 87(W)×205(D)×127.5(H)mm | 100(W) x 225.5(D) x 165(H)mm |
規格 | DTCP-IP(有償) | DTCP-IP | DTCP-IP(有償) |
電力 | Typ:27W 最大:73W | 36W | 不明 |
発売日 | 2020/1/22 | 2018/9/20 | 2020/3/12 |
価格(4TB) | 54,180 | 44,518 | 48,300 |
備考 | スペックは一番良い。価格は少々高め。 対応規格が少なく、メディアの再生に弱い。 |
対応規格が多く、メディアの再生に強い。 スペックはあまり良くない。 もうすぐ、新しいのが発売しそう。 |
ハードディスクは自分でセットする。 対応アプリが多く、自由度が高い。 半面、海外製なので、初心者には敷居が高い。 |
PCに比べると、メモリ512MBは少ないような気がしますが、家庭用では十分です。
後は、好みの問題ですが、僕の場合、
・スペック重視
・国内メーカーの方がサポートは良いだろう
と言った理由で、「IODATA HDL2-AAX」にしました。
外観
外観はこんな感じです。
僕の感想は、幅は思ったより狭く良かったですが、高さは思ったよりありました。
(約83(W)×144(D)×185(H)mm)
他にLANケーブルとACアダプタがついています。
LANケーブルは短いので、長さが足りない方は自分で用意しましょう。
評価
速度
前のNASに比べると、体感でかなり早くなっていて良いです。
性能をフルで出したい場合は、LANケーブル、ハブ、PCをすべてマルチギガビット対応にしなればなりませんので、ハードルが高くやっていません。
しかし、1GBのLAN環境でも速度は十分です。
音、ランプ
電源入切、実行(バックアップ、チェックディスクなど)、エラーのブザー音がとてもうるさいです。エラーは重要だからしょうがないとしても、電源入切、実行のブザー音ぐらいは、音量を変更できるようにしてほしかったです。
ランプは、明るさが調整できるので良いです。只、エラーの場合は、ランプだけではちょと分かりにくいので、簡易的な液晶などで、表示できればと思います。
セットアップ
付属の初期設定マニュアル通り、実行すればセットアップができます。
しかし、僕の場合、「LAN DISK CONNECT」アプリでうまく、NASを認識できませんでしたので、余分なネットワーク機器をはずし、PCを再起動したら認識するようになりました。
初期設定マニュアル通りだと、共有フォルダが誰でもアクセスできますので、初期設定マニュアル「特定ユーザーだけの共有フォルダーを作る」でセキュリティを設定しましょう。共有フォルダにアクセスするときに、以下の「資格情報を記憶する」にチェックすれば、同じWindowsユーザーの場合、次回からユーザー、パスワードの入力を省くことができます。
LAN DISK CONNECT
Windows
「LAN DISK CONNECT」とは、かんたんにNASへアクセスするためのアプリケーションです。IODATA製のアプリです。
「セットアップ」の項目でも、ちょっと書きましたが、「LAN DISK CONNECT」は微妙に使いにくいアプリです。なので、僕の場合は、以下のように、エクスプローラーで直接、フォルダにアクセスしています。
只、リモートアクセス(外出先からNASへアクセスする機能)は、 「LAN DISK CONNECT」は使いやすいです。外出先からエクスプローラー感覚で、ファイルにアクセスできるからです。他のメーカーだと、ddnsと言う設定が面倒な機能を使用しないと、外出先からエクスプローラー感覚でアクセスできません。
Android
Androidの場合、家にも関わらず、 「LAN DISK CONNECT」では、何故か外部公開(リモートアクセス用に公開したフォルダ)したフォルダしかアクセスできません。全部外部公開は、セキュリティ上、不安の方は、別アプリを使用しましょう。
僕は、「ESファイルエクスプローラー」を使用しています。「ネットワーク → フォルダ長押し → サーバー編集」で、フォルダアクセスのユーザーIDとパスワードを使用すれば、アクセスできるようになります。
UI
このNASは、Webにアスセスして設定、管理ができます。UIの使用感は可もなく、不可もなくと言ったところでしょうか?
不満点としては、バックアップ、チェックディスク、電源のスケジュール設定をもうちょっと細かく設定できるようにしてほしかったです。
UIはちょっともっさりしています。
その他
・「Wake On LAN」機能は、スマホ、PCからNAS電源ONできるようになるので、有効にするのがオススメです。僕の場合、スマホ、PCは以下のアプリを使用してNASを起動しています。
PC:WinWol
・RAID1(ミラーリング)で、使用しています。IODATAのNASでは「拡張ボリューム」と表示されているので、ちょっとわかりにくい。
ミラーリングは、主に高可用性の求める機能で、バックアップではないので、別途外付けUSBハードディスクにバックアップを取りましょう。僕は、NASのスケジュール機能で、1週間に1回、バックアップをしています。ハードディスクは以下を使用しています。動作に特に問題ありません。
・他のNAS用のアプリはまだ、使用していませんので、使用次第レビューいたします。
サポートライブラリ | IODATA アイ・オー・データ機器
・NarSuS
NarSuSはIODATAの製品を見守るクラウド管理機能です。
webの設定の中に、 NarSuSがありますが、ビジネスモデルではないため、使用できません。使用できないのだったら、設定から消してほしい。
まとめ
細かい要望は色々ありましたが、「IODATA NAS HDL2-AAX8 」には、満足しています。複数のPC、スマホから、家、外出先からアクセスできるのは、とても便利です。
速度も問題ありません。値段はちょっとしますが、おすすめできます。
個人の好みもありますので、このブログの「「IODATA NAS HDL2-AAX8」の紹介」の表を参考にして、NASを未導入方は、是非検討してください!
余談ですが、「HDL2-AAX」と「HDL2-AAX/E」の違いは、「Acronis True Image Personal」は「HDL2-AAX/E」についていません。
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