プーと大人になった僕 レビュー
こんにちは。
「プーと大人になった僕」を見ましたのでレビューします。
点数は10点中7点です。面白かったです。
以下、ネタバレ注意です。
まあ良くある話でしたが、みんなが幸せになれる内容でした。
くまのプーさんのその後が描かれているらしいです。
クリストファー・ロビン
人間の主人公。子供のときにくまのプーさんと遊んでいましたが、大人になって忘れしまっています。なぜか、くまのプーさんとその仲間たちにフルネームで呼ばれています(笑)。
くまのプーさんと別れたあと寄宿学校に行きます。
親父さんが死んでしまい、祖父母から「おまえが家族を支えるんだ」と言われてしまいます。まだ子供なのに。ちなみにこの場面は状況が分かりにくい。
よく見ないと、なんで、クリストファー・ロビンが泣いているのか意味不明な状況になってしまうので気を付けましょう。
大人になり、かばん屋に就職します。
第二次世界大戦が終わったばかりで不況であり、上司から経費削減を求められます。
休み返上で働きます。妻の娘と旅行に行く予定もキャンセルです。二人からかなり責められます。お父さん、職場でも家でも怒られちょっと悲しい。
そして、くまのプーさんと出会います。
「そんなはずはない!」と激しく動揺します。やはり自分の妄想だと思っていたのかな?すぐに立ち直りますが。
プーさんに「仲間がいなくなったので探してほしい」と頼まれますが、
かまっている暇はないので、100エーカーの森までプーさんを送ります。
このときの電車の中のプーさんとのやりとりが面白い。
なんだかんだで、プーさんを見捨てることができず、プーさんの仲間も見つけてあげます。ここで、仲間を見つける大冒険かと思っていましたが、あっさりと見つかります。
プーさんとその仲間達に、
「何もしない」が最高の何かにつながる」
のアドバイスを貰い、カバンを庶民に売ること(当時カバンは金持ちが旅行に使用するもの)を思いつき、職場でも家庭でもハッピーエンドで終了します。
でも悲しいことに現実は
「夢はタダではないんだ、何もしなければ何も始まらないんだよ。」
なんだよね(上司の言葉かな)。
僕も
「何もしない」が最高の何かにつながる」
になりたい。
「一番大切なものは家族だ」という場面がありますが、ここはちょっと感動。
てっきりこの後、プーさんとの思い出を本にして成功するかと思ったが違った。
くまのプーさん
ぬいぐるみの主人公。すぐにおなかが減る(笑)。ぬいぐるみの癖に。
「何もしない」が最高の何かにつながる」
「行ったことのないところへ進まなきゃ。」
「どこかへ行きたいと決まっていると、どこかが来てくれる」
という名言を残す。「何もしない」と言っている割には、「行ったことのないところへ進まなきゃ」と言っているのでちょっと矛盾していますが。まあこの適当さが良いのかな。
仲間がいなくなったので、クリストファー・ロビンに一緒に探してほしいと頼みに行きます。クリストファー・ロビンが見つけてくれますが、結構あっさり見つかるので、拍子抜けです。プーさんちゃんと探せよ!
一回、クリストファー・ロビンと喧嘩しますがすぐに仲直り。
この後、仲間達と娘のマデリンと共に、書類をクリストファー・ロビンに届けにロンドンに行きます。この時のプーさんは何にもしていない(笑)
電車の中の、目に映ったものを言う遊びはシュールです(笑)
映画「テッド」を思い出してしまうのは僕だけでしょうか?
なぜか、声がおっさん声なのも原因だと思います。
日本だと子供声になると思うですが。文化の違いかな?
プーさんの仲間
最初「クリストファー・ロビン」のことを、怪物だと疑っていました。
プーさんはすぐに分かったのに。
「イーヨー」のおっさんくささがツボです。
イヴリンのことを「僕の妻のイヴリン」という名前と勘違いします。
ここも笑えます。
大事な書類を乾かすなど、意外に常識人たちだった。あんなびしょぬれになった書類を乾かしても使えるのかな?まあ、どっちにしてもカバンに入れ忘れてしまい届けることになるのですが。
マデリン
クリストファー・ロビンの娘。和訳によっては、マデリーンになっている。
プーさんとその仲間に出会って最初はビックリしますが、すぐになじむ(笑)。
まあ、パパのプーさんの思い出物を見ていたのもありますが。
パパの書類を届けに、旅行先からロンドンにプーさんとその仲間達と探検(トンケン)する。なにげに一人で電車やタクシーに乗っているのでかなりえらい。
最後、書類をなくしてしまいますが、パパから
「おまえが一番大事」
と言われハッピーエンド。
冒頭にパパに本を読んでもらう場面がありますが、難しい本をパパが読んでしまいがっかりする場面がある。誰が難しい本を、子供に絵本を読むように読む奴がいるか?とツッコみたくなる場面。
イヴリン
クリストファー・ロビンの嫁。
ちょっと影がうすい。家ではクリストファー・ロビンに怒ってばっかり(笑)。
この辺りは全国共通なのかな。
あっさり、プーさんとその仲間達を認める柔軟性がある嫁。
普通、ぬいぐるみがしゃべっていると、結構パニックになると思うのだが。
上司
悪役。初めは現場主義の良いやつだと思っていたが違った。
クリストファー・ロビンに仕事を押し付け、自分はゴルフを楽しむ。
最後は社長?にサボっているがバレて怒られる。
でも、現実はこう言う要領の良いやつが有利なんだよね。
お隣さん
何度もクリストファー・ロビンを、ジン・ラミーに誘ってくる。
エンディングでは、ハブられてしまっている(笑)。
もうちょっと、主人公たちに絡んでほしかった。
ちなみに、字幕はジン・ラミーをカードゲームと略した方が良かったのでは。
ジン・ラミーと言われも日本人のほとんどが何のことか分らん。
以上です。
家族で見るには、持ってこいの映画です。