米朝首脳会談の決裂について(19/02/28)
こんにちは。
今回は、今話題になっている、米朝首脳会談の決裂について述べたいと思います。
米朝首脳会談の決裂は想定内
米朝首脳会談の決裂は予想外みたいな報道が、主流になっています。
しかし、僕は米朝首脳会談の決裂は想定内だと思います。
そもそも、米朝首脳会談の成功は、
・アメリカ:核施設を完全に廃棄
です。どう考えても同意にいたるはずがない(笑)。
北朝鮮にとっては、核施設は交渉の生命線です。
核施設を廃棄しなければ、アメリカも立場上、経済制裁を解除するわけにはいきません。
よって、米朝首脳会談の決裂は必然でした。
米朝首脳会談は意味があったのか
結論からいくと、大いに意味があります。トップ会談は実施することに意義があるのです。トップ同士が会談することによって、両者の行き違いが少なくなります。
トップ同士ではなく、外交官同士などで会談すると、どうしても行き違いが出てきます。
悪い例は、第二次世界大戦の日本とドイツです。
日本とドイツがトップ会談をしなかったため、日本は勝手にアメリカに宣戦布告、ドイツは勝手にソ連へ宣戦布告してしまいます。よって、日本とドイツは敗戦に突き進みます。(もっとも当時の日本は、軍部が強く誰がトップか良く分らん状況でしたが)
それに、対しアメリカ、イギリス、ソ連はトップ同士で数回会談し、連携を強めています(仲は良くありませんでしたが)。
米朝首脳会談の失敗?
米朝首脳会談の失敗ではないと思います。成功でもありません。一言、状況を説明するのならば、交渉中なのです。
特に日本の報道では、成功、失敗をすぐに結論づけようとしますが、外交とは何回も交渉し、お互いに妥協点を見つけていくことにあります。トランプも今後も交渉を続けていく意思を表明しています。
金正恩は今後も交渉を続けていくか表明していませんのでちょっと心配ですが。第二次世界大戦の日本みたいに、交渉をあきらめないようにしてほしいものです。
今後は、金正恩の動きに注目といったところでしょうか。
日本の立場
米朝は交渉中とは言え、アメリカに丸投げはいけません。国際社会は弱肉強食の面が強いです。日本は日本で、拉致問題、ミサイル問題を解決していく必要があります。
解決はかなり難しいですが、発言しつづけることが大事だと思います。
しかし、正直、北朝鮮より中国とロシアの方が、問題です。日本領土侵犯も中国とロシアが大部分を占めいています。北朝鮮はおとなしいほうです(笑)。
この2国は、相手が弱いと見れば、平気で侵略してきます。クリミア問題が良い例です。日本はアメリカと連携して、国土を守っていくしかありません。
なんとか、平和になってくれないかな。