海外ドラマ ゾーイの超イケてるプレイリスト シーズン1 レビュー ネタバレ注意
こんにちは。
海外ドラマの「ゾーイの超イケてるプレイリスト」のシーズン1を見ましたので、レビューしたいと思います。
スカパーのスーパードラマTVで放送されていました。
あらすじ
簡単に言っちゃうと、突然ミュージカル風な歌で人の心が読めるようになったIT技術開発会社社員ゾーイ(30歳ぐらい?女性)のコメディドラマです。
サンフランシスコに拠点を置くIT技術開発会社SPRQ Pointで、コーダーとして勤めているゾーイ・クラーク。社内の他の同僚たちは上司のジョーンを除いては全員が男性社員。そんな紅一点のチームの中でも才能を発揮しながら仕事に邁進する日々を送っている。ゾーイの父親ミッチは、PSP(進行性核上性麻痺)という神経難病を患っており、日常生活はほぼ座ったまま、自ら食べることも話すこともできない状態に陥っている。そんなミッチの日常生活の介護は、ゾーイの母マギーが一手に引き受け、辛い顔ひとつ見せることなく献身的に愛する夫を支えている。ゾーイや近所に住む兄のデヴィッドは、頻繁に実家を訪れては両親の様子を心配しながら見守っている。
ハードな仕事の疲れからなのか、しばらく頭痛が続いているゾーイは、心配する母親に勧められて病院でMRI 検査を受けることになった。閉所恐怖症の彼女は不安な気持ちを抱えつつ装置の中へと通される。ドクターは、ゾーイをリラックスさせるために装置内で音楽を掛けてくれるのだが、そこから流れてきた曲は「♪何てことだ、地震から始まって……」という歌詞で始まるロックの楽曲。ついにゾーイの不安が頂点に達した瞬間、突然大きな地震が発生。地震はすぐに収まったのだが、ゾーイが病院からの帰り道に母親と安否確認の電話をしていると、なんと隣を歩いていた見ず知らずの女性が、「♪ひとりぼっちになりたくない」といきなり彼女に向かって歌い出す。戸惑ったゾーイは、思わず「私に向かって歌っていますか?」とその女性に聞いてみるが、相手は何のことがさっぱり分からない様子。その後、前からやってきた歩行者も突然ゾーイに向かって歌い出し、ついに周囲の人々までもがミュージカルのように派手に踊り出す始末。突然訪れた異変に困惑しながらも足早に自宅へと戻ろうとするが、やはりあらゆる人が彼女の周りで歌を歌い踊っている。大混乱状態のまま、ゾーイは隣人で音楽に詳しいモーのもとに駆け込み、相談してみることに。モーは、ゾーイが他人の頭の中を垣間見る不思議な能力を得たのではないかと仮説を立てる。結論には至らぬまま翌日を迎えたゾーイだったが、やはり翌日も状況は同じ。今度は陽気で明るいはずの新入社員が、胸の詰まるような悲しげな歌を一人で歌っている姿を目にしてしまう。思いがけず人の心の声が歌や踊りとなって見えるという特殊能力を得てしまったゾーイは、前向きに事態を受け入れることで、周囲に影響を与えながら彼女の人生も好転させ始めるのだった。
登場人物
ゾーイ・クラーク(役ジェーン・レヴィ)
主人公。
基本、ミュージカル風の歌で聞こえた人の心の内の悩みを、ドタバタしながら解決していく話になります。
仕事では、スマートデバイスとアプリを専門の責任者となり、奮闘していきます。アメリカのオフィスは皆、あんなおしゃれなのかな。
恋愛は、マックスとサイモンの間でフラフラします。まあ、ドラマだからしょうがないけど、マックスとサイモンが可哀そうです。
明るく勢いで実行する性格です。アメリカドラマで良くあるパターンです。アリーmyLoveタイプかな。個人的には楽しくて良いと思います。
サンフランシスコに拠点を置くスマートデバイスとアプリを専門とするIT会社SPRQ Pointの社員。これまでの人生では音楽を楽しむことはあまりなく、ヘッドフォンで聴くコンテンツはもっぱらトークのポッドキャストだった。頭痛が気になりMRI 検査を受けることになったのだが、装置の稼働中に地震が発生したことで、突然周囲の人々の心の声が歌と踊りとなって見えるようになってしまい、新しく身に付いた能力に戸惑う。実は天文学が好きである。
マックス(役スカイラー・アスティン)
ゾーイの同僚。言及されていませんが、ドラマを見る限りゾーイを昔から知っているらしく、家族ぐるみの付き合いのようです。
アメリカドラマに良くいる、コンピュータオタクですが、結構モテます。
ゾーイのことが密か好きですが、歌でバレてしまいます。ゾーイの思わせぶり態度に振り回され、ついに逆ギレしたりします。ちょっとマックスに同情します。
最後の方で、仕事をクビになり(かなり強引な理由で)、新たな仕事で人生を出発しようとします。ゾーイと結ばれたっぽい?
IT会社SPRQ Pointの社員で、入社以来ゾーイと共に歩んできた同期。密かにゾーイに想いを寄せているが、ゾーイからは大切な友達としか思われていない。ゾーイとの友人関係を重んじているため、このことは秘密にしている。披露する機会はあまりないが、実は隠れマッチョで見事に鍛え上げた上半身の持ち主。
モー(役アレックス・ニューウェル)
ゾーイの隣人。初めはゾーイと仲良くなかったが、ゾーイの秘密を知ると、良き相談相手になります。このドラマの毒舌役です。
ドラマを見ても、男か女か良く分りませんでした(笑)。
ゾーイのアパートの隣人でDJを生業としている。音楽を心から愛しており、音楽に関する知識が半端なく豊富。夜型でよく大音量の音楽をかけるため、ゾーイからはうんざりされているが、ゾーイの身に起こり始めた奇妙な現象を理解するための心強いサポート役となってゆく。秀逸な切り返しと抜群のファッションセンスが光っている。
サイモン(役ジョン・クラレンス・スチュワート)
ゾーイの同僚。別部署の人間のようです。
婚約者がいるのに、ゾーイとフラフラしてしまいます。
まあ、アメリカドラマの婚約は、婚約破棄のフラグですが。
想像通り、婚約破棄しますが、ゾーイとはどうなるか曖昧なままです。
この人もマックスと同じく、ゾーイの思わせぶり態度に逆ギレしたりします。
IT会社SPRQ Pointに新しく入ってきたマーケティング部の社員。表向きは明るく振る舞っているが、実は家族に起きた悲劇的な出来事について悩み苦しんでいる。難病を患う父親を持つゾーイと悲しみを共有することができ、良き相談相手となってゆく。ゾーイにとって気になる相手ではあるが、婚約者がいる。
ミッチ・クラーク(役ピーター・ギャラガー)
ゾーイの父。難病のPSPを患っています。ゾーイが時々、彼の心の歌を聞き、色々とお世話してくれます。最後は、PSPで亡くなります。悲しい。
ゾーイの父。難病のPSP(進行性核上性麻痺)を患っており、筋力を失っている。話をすることは出来なくなってしまったものの、手を握ったり、短いフレーズはパソコンへの入力で意志を伝えることができる。かつては妻のマギーと共に庭園や空間などを設計するランドスケープ・デザイナーとして活躍していた。
マギー・クラーク(役メアリー・スティーンバージェン)
ゾーイの母。難病のミッチの介護に悪戦苦闘しています。
デザイナーの仕事も手掛けています。
ゾーイの母でありミッチの妻。ミッチの病気の進行に不安を感じながらも、ゾーイやゾーイの兄デヴィッドと共に家族の絆の中で献身的にミッチの介護をしている。娘のゾーイとは異なり芸術家肌で空間デザインが得意。ミッチの介護に専念する前はミッチと共にランドスケープ・デザイナーとして働いていた。
ゾーイ・クラーク(役ジェーン・レヴィ)
ゾーイの兄。結婚しています。弁護士です。
妻(アジア人)と色々ありますが、基本仲が良いです。
母やゾーイと協力して父の介護をしています。
ジョーン・ベネット(役ローレン・グレアム)
ゾーイの上司。かなり独裁的で毒舌です。アメリカドラマの女上司はこのパターンが多いです(笑)。
しかし、ゾーイの心の歌を聞かれ、色々な問題を相談していくうちにゾーイと打ち解けていきます。
ゾーイの上司。社内ではゾーイと唯一の女性社員だが、チーム全体を率いるキャリアウーマン。主張が強く物言いもはっきりしており、仕事に対する要求も高いことからゾーイたちにとっては厳しい上司だが、姉御肌で率直な意見を言い合える面もある。自分の直属の部下となるチームの新しいマネージャー候補を探している。夫は有名ゲーム会社RockOut GamesのCEO。
リーフとトービン(役マイケル・トーマス・グラント、カプル・タルヴァルカル)
ゾーイの同僚。二人はベストフレンドです。
トービンは、ムードメーカーで明るいキャラです。
リーフは問題キャラです。上司と付き合ったり、機密情報を流出させたりまします。ちなみにこのせいで、責任者のマックスがクビになりますが、リーフがお咎めなしなのはおかしいと思います。
感想
ミュージカルドラマが苦手なので、どうかなと思いましたが、全然気にならず面白かったです。ミュージカルの歌部分は、ゾーイの能力でそう聞こえるだけで、実際は歌っていない設定ため、日常生活で突然歌いだしたり、やめたりするのがおかしいと言う感覚があまりありません。
なので、ミューカルドラマが苦手な人も大丈夫だと思います。
あまり、考えず楽しめるドラマになっています。個人的には、かなり良かったです。
最近、「アリーmyLove」や「クレイジーワン ぶっ飛び広告代理店」みたいな、コメディドラマが少ないため、このドラマは貴重です。コメディドラマは世界的には受けが悪いため、少なくなっています。
シーズン2はありますが、シーズン3が打ち切りっぽいです。アメリカ国内の視聴率は悪くなかったようですが、やはり世界的には、あまり売れなかったのでしょうか。
なんとか復活してほしいと思っています。