映画 フォードvsフェラーリ レビュー ネタバレ注意
こんにちは。
映画の「フォードvsフェラーリ」を見ましたので、レビューします。
ル・マン24時間耐久レースで絶対王者に君臨していたイタリアのフェラーリ社にフォードが挑戦して勝利する物語です。実話に基づく映画です。
マット・デイモン、クリスチャン・ベールらが主演しています。
内容
簡単に内容を紹介します。
映画は1959年のロサンゼルスから始まります。そこでカーレーサーのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)は、健康上の理由でレースからの引退をしています。車の営業をしているようです。
ケン・マイルズ(クリスチャン・ベール)は自動車エンジニアやレーサーとしての才能はありますが、短気で性格に難ありです。キャロルとケンは友人のようです。
一方、フォードはフェラーリを買収しようとしています。フォードの幹部アイアコッカが、創業者エンツォ・フェラーリに買収の交渉に行きますが、思い切り断られてしまいます。フィアットのジャンニ・アニェッリに対してフォードをダシに使った売却話を進めていたのです。このとき、エンツォ・フェラーリはフォードを思い切りバカにしています。バブルの頃の日本メーカーみたいです(笑)。
怒ったフォード2世会長は、ル・マンでフェラーリを倒すように幹部に指示を出します。ほとんど意地です。担当となったアイアコッカはキャロルを抜擢します。さらにキャロルはケンを抜擢します。上級副社長のレオ・ビーブはケンの性格を嫌がり、最初のル・マンはケンがはずされてしまいます。レオ・ビーブは嫌な幹部役です。結果、ル・マンでフォードはフェラーリに勝てませんでした。
キャロルはケンを、次のル・マンのメンバーにしようとしますが、ケンは外されたことを根にもっており、キャロルとケンは殴り合いの喧嘩をしてしまいます。しかし、その後仲直りします。昔の青春映画見たいです。
ル・マンでは、ケンがフェラーリ相手に善戦します。ケンがフェラーリ相手に、優位に立ち、焦ったフェラーリは事故してリタイヤです。フェラーリは3台参加していましたが、すべてリタイヤしてしまいました。
最後は、フォードが1~3位を独占です。フォードは一台もリタイヤしていなかったのです。他のドライバーの影が薄すぎて、分からなかったですが。レオ・ビーブの提案で3台同時にゴールして、フォードの宣伝を兼ねることになりました。フォード2世会長OKを出します。この案に対して、アイアコッカとキャロルとケンは難色を示します。
それに、3台同時ゴールして、3台とも1位なんてできるのでしょうか?案の定、ケンが3位になってしまいます(イマイチ理由が良く分らんかった)。キャロルはブチ切れて、レオ・ビーブに迫りますがどうにもなりません。
ル・マンの後、場面は変わり、ケンはレースの練習をしていますが、ブレーキの故障で事故ってしまい帰らぬ人になってしまいました。いろんなところで、ケンは死亡フラグを立てまくっているため、なんとなくこの結果は予想できましたが、やはり残念です。
この後、フォードはル・マンで大活躍したと言うテロップが流れて終了です。魔の1980年代不況より前のつかの間の天下です。
感想
レースシーンがとても迫力があり、かっこ良かったです。車に興味ある人はレースシーンだけで、お腹いっぱいなのではないでしょうか?
ストーリも王道で良かったと思います。こういう物語は変に改変しない方がよいです。マット・デイモン、クリスチャン・ベールも良い味を出していました。
ただ、大分男臭い映画です(笑)。あまり女性が出てこない。
フェラーリですが、題名になっているのにも関わらず大分影がうすいです。もうちょっとライバル感を出してほしかったです。出番が少なく、最後もあっさり負けちゃっているし。これでしたら、「フォード ル・マンへの挑戦」みたいな題名でも良かったと思います。
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