もむん blog

普通の会社員です。趣味の海外ドラマ、ガジェットを中心に、気楽に書きます。

帰省先の山梨で感染判明女性 報道について

こんにちは。

 

帰省先の山梨で感染判明女性の報道について違和感がありましたので、書きたいと思います。

バッシングがエスカレートし、完全に間違った私刑になっていると感じます。連続殺人犯やハリウッドスター並みの扱いです。

 

女性の行動

 まずは、女性の行動を県の発表を元に追ってみます。

 

(6)症状・経過

4月26日~ 味覚・嗅覚異常。

5月1日 帰国者・接触者相談センターに相談。帰国者・接触者外来を受診。

5月2日 PCR検査の結果、陽性判明。

現在、自宅で待機中。現在の症状はなし。

(7)行動歴(発症前 2 週間以内の渡航歴:なし)

~4月28日 東京の勤務先に出勤。

4月29日 高速バス(15:15 バスタ新宿発山中湖旭日丘行、京王バス)で県内の実家に帰省。(新宿で乗車、富士急ハイランドバス停で下車、親族の運転する自家用車で帰宅)

4月29日~5月1日 友人(56例目)と複数回接触

4月30日 県内の友人宅でバーベキュー。

5月1日  整骨院を受診。友人とゴルフ練習。

5月2日 高速バス(9:25 山中湖旭日丘発バスタ新宿行、京王バス)で帰宅。(富士急ハイランドバス停で乗車、新宿で下車、徒歩で帰宅)

出典:新型コロナウイルス感染症患者の発生について(県内55例目)

 

注目すべきは、

 

「5月2日 PCR検査の結果、陽性判明。」後の行動としては、「実家 → 自宅」しかないことです。自宅に戻って安静にすると考えたかも知れません。

次に、注目すべき行動は、

「5月1日 帰国者・接触者相談センターに相談。帰国者・接触者外来を受診。」

とあり、相談すべきところに相談していることです。「4月26日~ 味覚・嗅覚異常。」の時に相談すべきでしたが、このときはあまり自覚症状がなかったかも知れません。

 

以上から、たしかに軽率な行動をしており、責められる部分もあります。しかし、この女性なりに考えて対応していたことが分かります。

この女性は犯罪したわけではありません。

しかし、あきらかに、異常なバッシングを世間から受けています。

 

何故、異常なバッシングになってしまったか

1.県が行動履歴の詳細を発表してしまった。

動履歴の詳細を発表が完全な間違いです。何故、ここまで詳細な行動履歴を県が発表したかは調べましたが、イマイチ意図が分かりませんでした。見せしめだったのでしょうか?

「帰省した女性が陽性だった。」だけで良かったのでは?

2.マスコミがあおる形で報道

県の行動履歴発表に、マスコミ、ネットが飛びつき、異常なバッシングが発生してしまいました。

とくに、ネットはマスゴミとかマスコミを馬鹿にしている割には、同じ行動しており、簡単に洗脳されています。

TVのワイドショーは朝から、この女性について、追及されており、まるで連続殺人犯やハリウッドスター並みでした(笑)。

3.女性だから

残念ながら、弱い立場の人には強気に出る人が大勢います。自覚症状がないのがさらに手が負えない。

 

問題

1.間違ったバッシング

たしかにこの女性は、間違いを犯しました。しかし、「女性の行動」で述べたように、この女性なりに対処していたようです。

県から注意を受けるか、罰金(法律に詳しくないので発生するか不明)を払うかすれば良かったと思います。

何故、異常のバッシングをこの女性は受ける必要があるのでしょうか?

2.女性の協力的対応がすべて水の泡

陽性の方には、自分のプライベートを知られたくないなどの理由から、自分の行動を正直に話さない人は大勢いると思います。

しかし、この女性の行動履歴がここまで詳細と言うことは、自分の行動履歴を素直に告白し協力的だったことが分かります。

このバッシングのせいで、陽性の方は、自分へのバッシングを恐れ、さらに行動履歴を正直に話さないと言う恐れがあります。感染経路が追えなくなってしまうのです。

県、マスコミ、ネットのバッシングは、新型コロナ対応の視点から見ると、完全に裏目に出ています。

 

後、女性が嘘を言っていたという情報がありましたが、僕が調べたところでは、信頼できるソースがありませんでした。県の担当者も把握していないとのことです。

www.asahi.com

 

まとめ

女性は責められる部分があり、反省すべきだと思います。

しかし、あきらかに犯罪者並みのバッシングはやりすぎです。

皆様は、冷静に事実を分析し、自分の考えを持って下さい。もし、自分に陽性反応がでたことを考えると、このバッシングがいかにやり過ぎか分かると思います。

 

 


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