ディープインパクトの後継種牡馬
こんにちは。
先日、ディープインパクトの死亡が報道されました。
17歳は人間で言うと60歳ぐらいです。最近の馬は20歳以上生きることが多いので、ちょっと死ぬのが早くて残念です。
ちなみに、ディープインパクトの父サンデーサイレンスは16歳で死亡しています。
結構早死にだったんだね。
ディープインパクトの後継種牡馬はどの馬か
残念ですが、今は有力なディープインパクトの後継種牡馬がいないのが現状です。
GI馬の産駒はたくさんいますが、有力な牡馬がいないのです。
牝馬はジェンティルドンナやショウナンパンドラといった強い馬がいましたが、牡馬はどうも古馬になると伸び悩む馬が何故か多いのです。
牡馬ではG1は2勝が最高です。サトノダイヤモンド、ミッキーアイル、フィエールマン、エイシンヒカリなどです。たしかに今一つ地味です(笑)。まあ本来はG1馬産駒がいるだけでもすごいことなんですけどね。まだ孫産駒では、GI馬はいなく重賞止まりです。2012年のダービー馬ディープブリランテの2018年のサイアーランキングは26位でまだ成功とは言い難いです。
新種牡馬は、キズナが評判良いみたいです。重賞馬も早々と輩出しています。なんとか牡馬のGI馬を出してくれると良いのですが。
何故、ディープインパクトの後継種牡馬は伸び悩んでいるか?
勝手に分析してみました。
1.ディープインパクトと同じサンデーサイレンス系にライバルが多い
ハーツクライ、ステイゴールド、ダイワメジャーと言った強力なライバル馬たちがいます。彼らと、非サンデーサイレンス系の良質の繁殖牝馬の取り合い競争に勝たなくてはいけません。
最大のライバルのディープインパクトはいなくなってしまいましたが。
ここで、ディープインパクトの後継種牡馬は競争に敗れてしまうと、ニジンスキー系みたいに衰退してしまう可能性があります。
ニジンスー系は、一時ヨーロッバーで大流行していました。
しかし、サドラーズウェルズ系、ダンシグ系、ストームキャット系と言った、同じノーザンダンサーを祖とするライバル達にニジンスキー系の後継種牡馬が敗れてしまい、衰退してしまいました。
ディープインパクトの後継種牡馬はニジンスキー系と同じ轍を踏まないでほしいものです。
2.ディープインパクトの子は牝馬に活躍馬が多い
キングカメハメハは種牡馬を引退しましたが、ディープインパクトと違い、ロードカナロアやルーラシップと言った優秀な後継種牡馬がいます。
何故でしょうか?
僕の考えとしては、ロードカナロアやルーラシップともにサンデーサイレンスの血がはいっていないため、サンデーサイレンス系の良質な繁殖牝馬に種付けができるからです。
皮肉なことに、ディープインパクトがサンデーサイレンス系の代表として、良質な繁殖牝馬を提供してしまっているのです。
以下の種牡馬ランキングを見てみると分かりますが、非サンデーサイレンス系は母系にサンデーサイレンスの血が入っていない馬が上位にきています。
3.まだディープインパクトの後継種牡馬の現役時代が短い
一番頑張っている、 ディープブリランテもまだ9歳です。
まだ、結論を出すのが早いので、もうちょっと様子をみましょう。
(身もふたもない言い方だが)
もしかして、未デビューのディープインパクト産駒に牡馬代表産駒が現れるかも知れないし。